データがバラバラな場所にある…
個々のワークステーション上、USBメモリ、外付HDDなどに散らばったデータをLTOテープに集約し保存。
最新世代LTO9では一つのデータカートリッジ容量は18TB(非圧縮時)に及びます。
ディスクがすぐにいっぱいに…
参照・使用頻度は低いけれど削除するわけにもいかず、どんどんたまっていく大容量のデータ。
これらをLTOテープにアーカイブしていけば、ディスク容量は余裕のある状態を保てます。
長期保存、HDDで大丈夫か…
HDDの寿命は一般的に3~5年、稼働時間1~2万時間と言われています。
ランダムアクセスに優れている分、直接編集で酷使されると更に短くなる可能性が高く、一年で故障するケースも珍しくありません。
逆にデータを保存したままオフラインで何年も放置してしまうと、ヘッドの癒着によるデータ損失の可能性もあります。
一方、LTOテープの保存性は約30年と言われており、オフラインの棚保管でも非常に信頼性の高い媒体です。
専任システム担当がいない…
テープ媒体を扱うには、今まではコマンド操作等の知識が必要でした。しかしLTFS技術の登場により、USBメモリや外付HDDを扱うようにエクスプローラ/Finderからアクセス可能となり、専門知識を持った方でなくてもLTOテープへの書き込み、リトリーブが可能になりました。