LTOとは何ですか?
LTO(Linear Tape-Open)とは、コンピュータ向け磁気テープ技術のひとつです。
大容量・低コストが特徴で、大量データの長期保管に向いています。
テープメディアは30年以上の期待寿命があり、信頼性の高さから、特に映像・放送業界でのデータアーカイブ用途で人気が高まり現在も市場は拡大しています。
テープドライブに、テープメディア(データカートリッジ)を挿入し読み書きを行います。
参考ページ:
「LTOテープストレージとは」
LTFSとは何ですか?
LTFS(Linear Tape File System)は、OSのファイルシステムとしてLTOテープへの直観的なアクセスを可能にする技術。
LTO Ultrium5規格から採用された新たな機能で、ハードディスクやUSBメモリのようにエクスプローラ/Finder上からコピー&ペーストで
書き込みやリトリーブができ、容易で直感的なアクセス、管理、およびファイルの共有が可能になります。
参考ページ:
「LTFSとは」
何を選べばよいですか?
導入時のLTOドライブ装置は、環境や目的に合わせて選定します。
大まかに、接続方法、導入するLTOの世代を決めていくと製品を絞りやすくなります。
参考ページ:
「1.導入前の確認事項」から順番に見てください
圧縮容量とは何ですか?
LTO製品には、圧縮容量と非圧縮容量が明記されています。
LTOドライブは、データ書き込み時にファイルを自動的に圧縮する機能がありますが、圧縮率はデータ形式によって異なるので注意が必要です。
圧縮容量というのは、最大圧縮時の理論値であり、映像・音声・画像等のファイルはほとんど圧縮が効かないと考えるのが妥当です。
参考ページ:「2.世代を絞る」>
「LTOメディア容量に関する注意点」
導入に必要なものは何ですか?
基本的にはLTOテープドライブと、LTOテープメディア(データカートリッジ・クリーニングカートリッジ)が必須です。
SASケーブル等の接続ケーブルが別売の場合は、別途購入の必要があります。
他、ホストマシンに接続用のポートがない場合はHBA(Host Bus Adapter)が必要です。
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ソフトは必要ですか?
運用方法によって必要な場合とそうでない場合があります。
LTFS機能を使用してドラッグ&ドロップ書き込む場合は、ドライブメーカーが無償で配布しているLTFSソフトウェアのみで運用可能です。
アーカイブデータが大量にある場合や、複雑な管理が必要な場合などは、LTFS対応のアーカイブソフトを別途使用することで運用の効率化が可能です。
LTFSを使用しない場合は、コマンドで操作をするかバックアップソフトウェアが必要です。
参考ページ:
「LTFSとは」